ライムライトで絶対に良くならないシミとは【ADM 後天性真皮メラノサイトーシス】1
今回のモニター患者様は両ホホにあるシミが気になっています。
このシミはいっけん何の変哲も無い普通のシミに見えますが実はただのシミではありません。
後天性メラノサイトーシス(ADM)といいます。
このシミはシミというよりはむしろアザなのです(´・ω・`)
中山書店 最新皮膚カラーアトラスより
これが太田母斑といういわゆるアザですが今回の患者様のシミはこの太田母斑とかなり近い皮膚の状態です。
シンシアのホームページの図を使って説明すると。
皮膚というのは大雑把に言うと表皮と真皮に分かれます。
表皮というのはどんどん細胞が分裂していわゆる新陳代謝が起こっている部分です。
顔だったら1ヵ月あれば一回転といわれています。
真皮と言うのは体を表面から支えている組織でほとんどが物質であるコラーゲンでできています。だから新陳代謝の速度は非常にゆっくりです。
普通のシミと後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は大雑把に言って図の辺りにあります。
普通のシミというのは基本的に表皮層の一番下で生まれて、新陳代謝とともに上に上がってきます。
フラッシュ治療のひとつであるライムライトの効果範囲はこの絵のような感じです。
だからこの普通のシミに対しては図のようにフラッシュ治療であるライムライトが効果を発揮します。
ちなみに現状ライムライトはピュアな光の質を追求しているという意味で色素性疾患に対するフラッシュでは最高峰のものであると信じています。
しかしながら、表皮層でも深い部分までは効果を発揮しづらいのです。
だからフラッシュ治療は“シミをなくす治療”ではなくて“シミを薄くして維持する治療”なのです。(なくなっちゃうシミもあるのですが、それは浅い層に限局しているラッキーなシミです)
その代わりに皮膚のキメや赤みなどを少し改善する力があることと副作用が少なめなのです。
そうするとどうでしょうか真皮層にメラニン色素が存在している後天性メラノサイトーシス(ADM)に効果があるでしょうか?
答)それはムリってもんです(x_x;)
はっきり言って100回やっても治らないと思います。
駅のホームから手を伸ばして線路に落ちた500円玉を拾うようなもんです。(高出力のフラッシュ治療はむしろ危ないという意味を含めて)
ところがシンシアに他のクリニックから流れてくる多くの患者様が後天性メラノサイトーシスに対してライムライトやフォトフェイシャルを延々と数十万かけてやっていることが多いのです。
びっくりするほどの美肌で有名なクリニックからも来ます。
確かに一回目は普通のシミと混在していて難しいこともありますが何回かやっていれば
“あれ?おかしいな?”
と思わなければなりません。多分2回目以降お医者さんが全く見ていないんだと思います。
このシミを鑑別できるかどうかが美容皮膚科医としては最低限の試金石なのですが、残念ながら当たり前のように見落とされている印象です。
“ちなみに、ライムライトが効かないからアキュチップでやってみましょう(o^-')b”
というのもありがちですが非常に残念。アキュチップはフラッシュを小さなチップで高出力で照射しているだけなので本質的に間違っています。効果ありません。
それでは、どうしたらこの手ごわい後天性メラノサイトーシスをやっつけることができるのでしょうか・・・
今の人類には信頼できる治療はひとつしかないといって過言ではありません。
それは
Q−スイッチレーザーです。
だからこのQ−スイッチレーザーなしに美容皮膚科は開業できないといって過言ではありません。
これが無ければすぐにお手上げのシミばかりになってしまいます。
それほど重要なレーザーなのです。
続きます。
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