日本の畜産の危機と情報統制の恐怖



昨日までに宮崎県で6万頭に上る家畜が殺処分されました。
遠い話のようですがすでに熊本県にも飛び火しているとのことです。
口蹄疫の感染力を考えると北海道まで達するのにもそう時間はかからないのではないかと・・・

来年から当面“宮崎牛”は無くなってしまうのではないかと懸念されます。
それどころかあらゆる和牛が手に入らなくなってしまうということになりかねない状態に突入しました。
これは消費者目線からですが、畜産農家目線から考えたらまさに死活問題です。

その他に恐ろしいこととしてこのニュースが現在宮崎県のローカル局以外で完全に情報封殺されている事実があります。
鳥インフルエンザの時は、殺処分されるニワトリの様子などが放送されましたが今回は全く放送されていません。
6万頭に及ぶ牛や豚を殺処分した後その死体をどうしているのか(体積を考えるとニワトリの比ではないですよね)・・・
謎です。

なんでこんなに情報統制されているのか
・農水大臣が外遊で不在で政府の対応が遅れて感染が拡大してしまった(昨日帰国、本日は日曜日で休暇とのこと)

と関係はないでしょうか。
沖縄の問題は大変重要ですがまさに1分1秒を争う懸案の処理能力が必要とされている時です。

※なお10年くらい前に口蹄疫が発生した時は当時の政府の働きにより迅速に事態は収束しました。