心が凍るほどの愚かな対応とは

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4729987.html

メルトダウンが明らかになった1号機をめぐる新たな事実です。震災が発生した翌日の3月12日の夜、東京電力が海水注入を開始したにもかかわらず、総理官邸の指示により、およそ1時間にわたって注入を中断させられていたことがJNNの取材で明らかになりました。



 「20時20分から、現地では第1号機に海水を注入するという、ある意味、異例ではありますけれども、そういった措置がスタートしております」(菅首相、3月12日)



 1号機の原子炉への海水注入は当初、3月12日の午後8時20分から始まったとされていましたが、実は1時間以上早い午後7時4分に開始されていたことが、今月16日に東電が公開した資料に明記されています。



 真水が底をついたため、東電が海水注入に踏み切ったものですが、政府関係者らの話によりますと、東電が海水注入の開始を総理官邸に報告したところ、官邸側は「事前の相談がなかった」と東電の対応を批判。その上で、海水注入を直ちに中止するよう東電に指示し、その結果、午後7時25分、海水注入が中止されました。



 そして、その40分後の午後8時5分に官邸側から海水注入を再開するよう再度連絡があり、午後8時20分に注入が再開されたということです。



 1号機については、燃料がほぼすべて溶け落ちる「完全メルトダウン」という最も深刻な状況であることが明らかになっています。事故の初期段階で、官邸側の指示により55分間にわたって水の注入が中断されたわけですが、専門家は「あの段階では核燃料を冷やし続けるべきで、海水注入を中断すべきではなかった」と指摘します。



 「(Q.淡水がつきれば速やかに海水注入すべき?)原理的にまさにそういうこと。(Q.中断より注入続けたほうがよかった?)そうだと思いますね。特に理由がないのであれば」(東京大学総合研究機構長 寺井隆幸教授)



 JNNでは、政府の災害対策本部に対し、官邸が海水注入の中止を指示した理由などについて文書で質問しましたが、対策本部の広報担当者は「中止の指示について確認ができず、わからない」と口頭で回答を寄せています。(20日15:59)



動画はTBSのサイト
あるいは今日の夜のニュースでもごらんいただけます。







以前もブログで言及しました証拠隠滅内閣ですが今回も当たり前のように証拠隠滅の意図を前面に押し出しています。

堂々とやれば国民に対する裏切り行為もまかり通ると思っているのでしょう。



原発メルトダウンの責任が菅首相に100%あるとは言いませんが、この報道を見て少なくとも0パーセントではないことは明らかです。それを白々と国民に隠しているとは。



心が凍りつくとはこのことです。



天網恢恢疎にしてもらさず。(天の網は目が粗いようであるが、悪人を必ず捕らえる。悪事をはたらいた者は、必ず天罰を受けるということ。)



とはいえ、この内閣をさばくのは天ではなく国民です。

前回の選挙ではマスコミが正統な保守のイメージを著しくゆがめたことによって恣意的な政権交代がおこってしまいましたが

(今思えば“カップラーメン400円”や“ホテルのバー”がそんなに問題だったでしょうか?)

今回は、同じモチベーションを持っているマスコミが現政権を護ろうとしても護りきれないほど愚かしいです。

一刻も早い内閣退陣、総選挙と正常な日本国の運営が求められると考えています。