無念・・・宮崎牛(´・ω・`)
【口蹄疫】避難の種牛1頭が感染の疑い
2010.5.22 00:39
宮崎県で家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫が広がっている問題で、宮崎県が避難させた種牛6頭のうち1頭が、口蹄疫に感染した疑いがあることが22日、関係者への取材で分かった。
6頭は、宮崎牛の冷凍精液の9割を担う主力の種牛。宮崎県から優秀な子牛が全国各地に出荷されて肥育され、「松阪牛」などのブランド名を背負って流通していることから、感染が確認されれば、全国のブランド牛に深刻な影響を与えそうだ。
6頭は感染を避けるため、種牛を管理する県家畜改良事業団から13日に、約20キロ離れた場所に隔離されていた。事業団には、冷凍精液の在庫が1年分約15万本あるという。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100522/biz1005220041000-n1.htm
日本のブランド和牛の生命線でもある宮崎の種牛が口蹄疫にかかっているのがわかったとのことです
。(´д`lll)
避難させていたこの種牛は日本の畜産農家が半世紀もかけて作り上げた努力の結晶なのにもし全滅したらと思うと・・・
今回の口蹄疫は10年前に起こった口蹄疫とその型は似ているようです。
10年前は抑え込むことができたのですから初動がよければこんなことにはならなかったと思うのは僕だけかなぁ・・・
最近いろいろなメディアが宮崎県の責任にしようとする傾向があるのですが本当にそうなのでしょうか・・・
こんな国家レベルの問題なのに県の責任なんて言えるのでしょうか?
たまたま初発が宮崎の県央だっただけで県境だったらどうする気だったのか・・・
高度な危機管理能力が必要だった気がします。
参考までに次の記事を。
赤松農水省来県 地元JA「見捨てないで」
2010年05月11日
口蹄疫(こう・てい・えき)問題を受け、10日に宮崎市を訪れた赤松広隆農水相。東国原英夫知事のほか、関係団体や自治体の首長らと会談して要望を聞き、「地元と一体となり難局に対応していく」と何度も繰り返した。
県内では、前日までに川南町を中心に56農場で感染疑い・確定例が出ており、豚と牛計約6万4千頭が殺処分の対象になっている。
知事との会談の中で赤松農水相は、口蹄疫の現状について「一定の地域に抑え込めているが、残念ながら件数は増えており、勢いはとどまっていない」との認識を示した。
そのうえで、農水省側からの支援策として、国庫補助による消毒薬の配布や、職員のさらなる派遣、資金融資枠の拡大などを説明。「一部で『国の対応が遅い』とか、何とか(言われているが)、それは心外。言われたことはすべてやっている」と述べた。
さらに「激励に行きたいが『防疫以外の人は入らないでくれ』と言っているので理解して欲しい」とも話した。
一方、知事は、県産和牛の種牛を管理し「宮崎ブランド」の中枢ともいえる「家畜改良事業団」(高鍋町)が、発生農場から半径10キロに設定される移動制限区域に含まれていることについて「事業団は宮崎の宝。打撃を受けると肉用牛も一網打尽になる。特例措置で移動できるよう検討して欲しい」と求めた。
これに対し、赤松農水相は「隔離して守りたい気持ちは分かるが、家畜を殺される一般の農家の感情もある。移動前、移動後の管理のほか、ほかの農家の理解という条件が整えば考える」と答えた。
この後、赤松農水相は、宮崎市内のホテルで農業関係団体と、農水省宮崎農政事務所でJAの幹部や、口蹄疫が発生している自治体の首長らとも会談した。
この中で地元JAの幹部は「1例目を出し、色々努力したが、えびの市まで飛び火させてしまい申し訳なく思う。農家と話しても、ほとんど泣いて話にならず、どう答えていいか分からない。だが、今日の話で希望が持てた。どうか農家を見捨てないで欲しい」と訴えた。
赤松農水相は「たまたまここで発生し、皆さんの努力で(一定の地域からは)広がっていない。再建は責任を持ってやっていく」と応じた。
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001005110001
ふーむ・・・
東国原知事は5月10日の段階でせめて大切な種牛だけでも特例で移動させてくれというお願いを社会党出身の現厚生労働大臣にしているんですねえ・・・
これに対して、現厚生労働大臣は宮崎ブランドの中枢とはいえ特例は認めないと一蹴しているんですね
よくわかりました。
5月10日の段階で大切な種牛を避難させることができていたなら・・・
なんて考えることにどれくらい意味があるかはわからないけど( ´(ェ)`)
でも、もし現厚生労働大臣がゴールデンウィーク中の外遊を取りやめて4月27日に東国原知事が口蹄疫に関する陳情を行ったときにアクションを起こすことができていたなら・・・
口蹄疫の潜伏期を考えれば救えていた気がするんですよね・・・
大臣たるもの日本の大切な産業である肉牛を命がけで守ってほしかった・・・
せっかく日本の和牛ブランドは世界でも高級品として通用するようになっていたのに(KOBE BEEFとか)
大臣には今回の4月30日〜5月9日までの外遊+休暇+誕生日パーティー+地元選挙応援がどれくらいの成果があったのかきちんと説明して欲しいですね。
種牛をまた新たに開発するには10年を超える長い時間が必要とされるようです。
宮崎の農家の方々、そして市民の皆様の無念を考えると辛いです(´・ω・`)
ここからは国会でへらへら笑ったりせずに正しい国民のための政治を行っていただきたいです。
近い将来、某国に盗まれたイチゴの遺伝子のように和牛の遺伝子を組み込まれた某国牛が世界でブランディング認知されるような最悪の事態が起こらないことを祈るばかりです。
まさか、それを支援するためのトボケ政治じゃないですよね?